有馬記念で、台本通りディープが優勝した。
他の馬が何も仕掛けてこないのだから圧勝
は当然だし、ヤク中馬の威力に脱帽。
ヤクなんて使わなくても強そうなだけに、キレ
イな体で勝つ姿を見てみたかった。
が、そしてこれも予定通り盛り上がって有終
の美・・とは行かなかったのである。
前回、必ず売上が激減すると書いたが、やは
り予想通り、12%、実に60億円もダウンした
のだ。 しかも快晴にもかかわらず、予定入場
者数も4万人減とのこと。
テレビでは絶対に伝えない厳しい現実が浮き
彫りになった。
そうなのだ、やはりたくさんの競馬ファンが、
今回の大本営体質に「NO!」を突きつけたの
だ。 それみたことか。
一連のイカサマが「馬の責任ではない」のは
理解してるし、強いのも認める。 だから、馬
をバッシングしている人間は誰もいないでは
ないか。 あくまでも、うやむやにごまかそうと
する体質と、人気騎手への厚遇、催眠商法に
うんざりしている結果だろうと思う。
これで引退して、ミーハーファンがごっそり消
える恐怖と、いかに今回離れたファンを取り戻
すかで、JRAが頭を痛める日々は続く。
もちろん、明らかに体質が変わるまで俺も不
買を続けるし、友人たちの会話にも参加する
つもりはない。

昔、オグリキャップという伝説の馬がいた。
その馬のラストランは奇跡の優勝という感動
モノであった。 その時も、展開がこれでもか
とオグリ用に作られていて、当然まわりが手
を緩めてるのは明らかだが、誰も文句は言
わなかった。 どんなレースでもいい、どん
な手を使ってでも勝って欲しかったからだ。
もう、体力的にいっぱいいっぱいで頑張った
オグリと、オーナーの金儲けのために引退
するディープとでは、同じ感動など呼べない
のである。
テイエムオペラオーという記録を塗り替え
続けた名馬や、アグネスタキオンという最強
の称号を得る前に無念の引退した馬もいた。
昔、ある女友達が「男とはいい思い出のまま
別れたい」と言っていた。
それが良いのか悪いのかはわからないが、
少なくとも黒い記憶を残して去ることだけは
するまいと思う今日この頃。。


「セックスと嘘とビデオテープ」☆☆☆
「サスペクト・ゼロ」☆
「花よりもなほ」☆☆☆
「ザ・フォッグ」☆
「ラストサマー3」☆☆