2007年02月

競艇 死亡事故

今朝、新聞を見て呆けた頭をハンマーで殴ら
れたようなショックを受けた。
昨日のレースで福井の若手有望選手が、俺
の応援している戸田のエース選手との激突
事故で殉職したとのこと。
奥さんも人気アイドル選手で、待望の子供が
誕生したばかり。 水上の格闘技とはいえ、や
はりやりきれない気持ちになる。
過去にも事故はあり、今回が28人目だそうだ
が、最近はとくに売上低迷で選手に激しさを求
める風潮もあり、それが事故を誘発しているの
もあるかもしれない。
命を失った選手、親族、関係者、ファンが悲し
みに包まれることはもちろんのこと、事故に関
係してしまった選手、親族、関係者、ファンも
重い十字架を背負うことになる。
今後様々な中傷に耐えながら、どこまで輝か
しい戦績を遺していけるのか。
ちょうど来月、戸田に凱旋するの予定なので、
できれば励ましに行きたいのだが、どう声を
かけていいのかもわからない。
ただただ、時が過ぎるのを待つしかできない。

スポーツで事故死といえば、ボクシングも多い。
殴りあうのだから、事故と言えるのかどうかも
疑問だが、潰し合うのだから死ぬこともある、と
どこか寛容で特殊な例とも言える。
モーターレースでも、アイルトン・セナをはじめ、
有名選手が命を落とす。
飲酒運転を犯すバカの「俺だけは大丈夫」とい
う感覚なのか、それとも「命など惜しくもない」
とギリギリの極限に挑むのか、本人しか知る
由もない。
そう考えると、安全な運動は「体育」だけで、実
はどの競技も危険がいっぱいなのだ。
毎回事故があるたびに身が引き締まるが、い
つの間にかまた激しさを求めてしまう。
我々ファンも気をつけなくてはいけないなと、
強く感じる今日この頃。。


「ザ・センチネル」☆☆
「日本沈没 ’06」☆☆
「40歳の童貞男」☆☆

ダイビング 怖かったな~、の話 その2

ダイビングとは、鼓膜を賭けた戦いという誤っ
た認識のまましばらくブランクができた。
季節的にオフシーズンだったことと、物理的
に潜水できない条件だったことも重なる。
しかしながら、例のイントラの「女の子も来る
から、とりあえず参加してみれば?」の一声
で、10ヶ月ぶりにダイビングに復活した。

仕事を終え、ひとり夜中の東名を飛ばしてス
テイ先の熱海の宿へ。 当然、他のメンバー
も寝ているし、「女の子」も寝ている。
が、一部の酒好きと丑の刻を過ぎるまで酒宴。
おかげで翌朝はひどい二日酔いに。
「女の子」との初対面も、それどころではなく
蒼白顔でフラフラ。
もはや俺だけ中止して、このまま寝てようかと
思ったが、車に器材等を預けられ人質を置か
れてしまう。 大瀬崎へ向かう途中の峠のカー
ブが、さらに胃の中をかき混ぜる。
おかげで、大瀬崎に到着したときは完全グロッ
ギー状態。 ゴザを敷いて即ダウン。
もはやダイビングなど頭から消えていたのだが、
昼を過ぎると、簡単な食事ができるまで回復し
た。 そして、それを見たイントラが「せっかくだ
から1本だけでもやりなよ」。
「女の子」もススメるものだから、ちょっとその気
になって潜ることに。
海に入ると、さっきまでの二日酔いがスーっと抜
けていくのがわかる。 やはり海は気持ちいい。
バディになった「女の子」にもイイかっこ見せね
ば。
が、しばらくしてイントラが俺一人を根に残し、他
のメンバーを連れてどこかへ消えてしまった。
目的はわからぬまま、ただひたすら待った。
ビギナーの孤独感は、思った以上に時間の感
覚を鈍らせる。
今でも果たしてどれだけ一人でいたのかはわか
らないが、自分としては5分は経過したと思われ
た。 だんだんと焦りが出てくる。 イントラはここ
で待てと合図したが、俺の勘違いか? そういえ
ば、海中ではぐれたら1分間探して浮上するルー
ルだったはず。 恐怖感に耐えられず、遂に一人
で浮上した。
見ると、陸からそう離れていない。 良かった、こ
れなら泳いで帰れる。 事情を知らぬ仲間が、ニ
コニコしながら手を振っている。 帰らねば!生き
て帰るのだ!! なぜか完全に危機からの脱出
モードに。 しかしその途中、遠く後方からイントラ
の声で「おーい、どこ行ってんだよー、戻ってき
て!」と。 もうすっかりテンションが下がっていた
が渋々泳いで逆戻り、イントラから絶対に離れな
いように周りなど見ずに復帰ダイブは終わったの
であった。
しかも、後で「女の子」に聞いたところ、途中で俺
がはぐれたことにされてしまっていたようで、ベス
トのガイディングが出来なかったとイントラが言い
訳していたとのこと。
この言葉で、またブランクダイバーに戻ることに。
しかし、振り返って考えると、超ビギナーを一人
海中に残すなんてぞっとする。
もっとも、こうした恐怖体験が元で後に自分がイ
ントラになるのだからわからないものである。
ある女友達に「あなたとは陸の上だけで会いたい」
と言われた屈辱も、魂に火をつけたことも記してお
こう。
しかしながら、前途多難な出だしだったなと、我な
がら同情してしまう今日この頃。。


「それでもボクはやってない」☆☆☆☆
「仮面ライダー THE FIRST」☆
「埋もれ木」☆

ダイビング 怖かったな~、の話 その1

ダイビングは安全なマリンスポーツであるけれど、
常に身の危険と隣り合わせなのも事実。
何度か触れているが、俺はOW講習でいきなり
耳の鼓膜を破ってしまった。
今日はその時のことを記しておこう。

ダイバーなら誰でも通る最初の関門がOW講習。
眠い目を擦りながら教科書を開き、浅瀬又はプー
ルで基本を教わる。
その基本中に、早速アクシデントに見舞われた。
イントラの指示通り、一生懸命耳抜きをやってる
のだが、まだ圧がほとんどかかってないせいか、
どの状態になることが耳抜きなのかがわからな
かった。 多分、違和感が無いのだからすでに
耳抜きが出来ている状態なのだろうが、イントラ
によれば「バボっ」と音がするそうな。
ということで、何度も何度も繰り返し、そのうち強
力に”耳抜き状態”を目指した。
そしてある瞬間、まさに「バボボボボ~!!」とい
う爆音を聴いた。
「おっ、成功したか!?」と思いつつ、中耳に水が
入るのを感じた。 不思議と痛みはない。
そして、そのままイントラにOKサインを出し、講
習は進められた。
その日は泊まりのため宿に移動する車中、どうも
耳に違和感を感じた。 ガサゴソと異物が移動す
るような音が聴こえるのだ。 そして段々と、ちょ
っと深く耳かきをしてしまったような痛みが出てき
た。 しかし、疲れもあってかその日はビールを
飲んで深い眠りについた。
翌日、耳の痛みが強くなっていた。 イントラに
そのことを相談すると、どうやら水が溜まってい
る可能性があるので様子を見ながら進めようと
のこと。 
なんとか講習も修了し、帰路につく頃になって痛
みが強烈なものになった。ズキンズキンするのだ。
それをイントラに相談すると、やはり水が溜まっ
てる可能性があるので、3日様子を見て改善され
なければ、プランクトンが腐る恐れもあるから耳
鼻科へ行くようにと指示があった。
その通り3日待って耳鼻科に行くと、見事にピン
ホール、鼓膜に穴が開いていたのである。鼻から
管で空気を入れると、耳からスーっと抜けるのが
わかる。 全治3週間、ダイビング3ヵ月禁止。
すぐにイントラに報告すると、「へぇー、すごいね、
よくそんな状態で頑張ったねー、お大事に」との
こと。 この言葉と強制的ダイビング禁止により、
最初の引退を迎えたのであった。
ある女友達に「耳たぶに穴を開けるのも敬遠す
る男が、鼓膜に穴を開けるとは皮肉なものだ」と
言われた。 その言葉で心に穴が開いたって。。
他人のフリ見て我がフリ直せ、みんなは無事で
あって欲しいと思う今日この頃。。


「ハイテンション」☆☆☆
「タイヨウのうた」☆☆

生還

前回書いたウチの老犬が、なんと奇跡的に
生きて帰ってきた。
医者によると、もしかするとあともう数ヶ月生
きられるかもしれないとのこと。
半ば諦めていただけにうれしい誤算だ。
が、もちろん元気に走りまわれるワケではな
く、ただひたすら横になって過ごしている。
願わくば、苦しむことなくこのまま眠るように
天寿を全うさせてあげたいと思う。
彼が何を思い、何を考えてるのか知る由も
ないが、懐かしい匂いを感じて眠ることは落
ち着くだろうと推測できる。
そう長い間ではないかもしれないが、老犬の
命の灯火を見守ってやりたいと思う。

たまに、テレビでセレブに飼われるペットを
見ることがある。 エサも俺の昼飯より豪華
で、着るものもユニクロでは置いてないよう
なものばかり。 
金が余り余っているのだから何をしようと構
わないけれど、そこまでのめりこむのも見て
いて哀れになるものだ。 もちろん、ひがみ
も入っている。 でも、ペットなのだ。 自分
がペットのペットになってどうする。
ペットを飼ってる一人暮らしの女性も多いが、
ちょっと寂しく見えるのは何故だろうか。
何に時間を費やすのも自由だが、どうしても
人間関係のつき合いが偏るような気がする。
世のバカ親が多い時代、バカ飼い主になら
ないよう願うばかりだ。
昔、ある女友達が「ペットは裏切らない」と
言っていた。 
その言葉の裏側に、どんなヒストリーがある
のか問わなかったが、「元カノ」がそんな言葉
を口にしていないことを祈る今日この頃。。


*ここは更新までに見た映画と評価です*
「ディパーテッド」☆☆☆
「トランスポーター」☆☆☆
「トランスポーター 2」☆☆☆
「ブラッドレイン」☆☆

死に場所

うちの老犬だが、現在入院中でどうやらもう
二度と生きては家に帰れないようだ。
15歳という老衰もさることながら、末期の肝
臓ガンを患い危篤に等しい状態とのこと。
ずいぶん前から覚悟はしていたので、冷血
かと思うくらい冷静に現実を受け止め、ただ
カウントダウンを待つことしかできない。
昔の人は、よく「せめて畳の上で死にたい」
と言っていた。 
しかし、もはや現代社会では畳の上で死ぬ
のは老人の孤独死くらいで、大方は病院の
ベッドの上、運が悪ければ硬いアスファルト
の上で最期を遂げる。
いつ、どこで、自分が最期を迎えるのかは
わからないが、「せめて・・」と色々考えるこ
とがある。
それはもちろん海で、この世の最期の景色
は透明ブルーと差し込む光を見ながら静か
に逝きたいと思う。
もっとも、死が間近に迫ってるのだからパニ
クってそれどころじゃないかもしれないけれど。
しかも、亡骸が見つからないと家族が納得で
きないかもしれないし、保険の手続きも面倒
なんじゃないかと、妙に現実的なことを考え
たりもする。

最近、知人や近所で家出猫の捜索情報が
立て続いている。 たまたまなのか、この時
期に猫が外の世界へ脱出するのかはわか
らないが、暖冬とはいえ夜は厳しい寒さ。
捕食もままならず、3日もすれば厳しい結
果が待ち受けていることであろう。
犬であれば人間とフレンドリーになれるか
もしれないが、猫は警戒心の塊、人間に助
けを求めるよりも死を選ぶのではないか。
これもまた生物の厳しいルール。
地球温暖化が叫ばれているが、夏好きの
俺にはどうもピンとこない。
生態系が変わるというが、地球はそうして変
化してきたわけだし、数千年後に人間でない
生物が主流になってもいいと思う。
唯一、タヒチの島々が沈むのが悔やまれる。
もっとも、だからこそ「最後の楽園」なのだが。
昔、ある女友達が「創るのも自然の流れ、壊
すのも自然の流れ」と言っていた。
なるほど、人間とは何かを壊すために何かを
創り上げてるのかもしれないな。
なんて、ちょっと思想家気分な今日この頃。。


「るにん」☆☆☆
「グエルム 漢江の怪物」☆☆☆
「テルマ&ルイーズ」☆☆☆
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