2006年08月

減量作戦  その後

昨日、仕事が早く終わったので、久しぶり
にスーパー銭湯に行ってきた。
減量作戦以来の体重計で、少しビビリなが
らそっと乗ってみると、やはり少し増量して
いたものの、まずまずキープできていた。
ホッとしながら湯に浸かると、夏場のせいか
多少温度が低いことに気がついた。
年寄りになると熱さが鈍くなるというし、老人
たちは風邪ひかないかといらぬ心配をして
しまった。
サウナで高校野球を見ながらガンガン汗を
かき、露天で空を見上げながらのんびりし
たら、いくらかストレスも発散できたようだ。
原チャリなので即ビールは飲めなかったが、
ギンギンに冷えたミネラルウォーターが、
体内を下降していくのがわかって快感だ。

そういえば、夏場に温泉に行くことは、ある
程度勇気がいることだ。 暑い時に熱いも
のを求めるのだから、寒い時に水風呂を求
めるようなものだ。
ダイビングの時は、多少なりとも体が冷える
から、温泉が気持ちいいのであって、汗を
流すために汗をかきに行くというのはちん
ぷんかんぷんだ。
ましてや海水浴後に赤い体を浸けるなど、
まったく有難くもうれしくもない。
と、言いながら、毎年夏休みに温泉に行く
のであった。
ふふふ。


高校野球

毎年、何もこのくそ暑い中、白球を追いかける
こともないのに・・と思いながら、ついつい見て
しまう高校野球全国大会、というより「甲子園」。
今年は例年になく顔馴染みの強豪が多く、また
その実力を発揮していてかなり面白い。
今年は、わが地元・板橋の帝京高校が出場し
ており、応援する対象があるのも興味を増幅
させる。とくに帝京高校は、何度か隣接してい
る付属病院に入院した際、午後の昼寝を終え
る頃から聞こえてくる金属バットの音に誘われ
て、よく練習を眺めていただけに思い入れがあ
る。
サッカーも強豪で、狭いグランドを半分づつ使
い、野球部のボールを器用に避けながら練習
していたサッカー部の姿も強く印象に残ってい
る。 たまにボールに当る部員もいるが、さすが
病院併設、すぐにこちら側の人間にウエルカム。
そういえば、不思議と帝京が甲子園に出場する
年に入院していたな。。
吉岡(楽天)や、三沢(ヤクルト)を目で追ってい
たような気がする。
今年の東京都大会を見る限り、ちょっと勝ち進
むのは難しいかもしれないが、ミスを将来まで
引きずらないようノビノビと試合を楽しんで欲し
いものだ。 アマチュアは、我々よりも参加者
のためにあるのだから。

最近の高校野球は、守備の際にサングラスを
着用可能にするなど、だいぶ古い体質から脱
皮してきている。 それに五厘刈りも強制され
ていない。 が、出場選手のほとんどが五厘だ。
単純に帽子着用の競技で蒸れるからというの
もあるが、決意や心を清め、ボルテージを上げ
る効果もある。
どこかのボクサーも五厘刈りだが、まったく性
質が異なる。
ほとんど同じ年齢の若者が、教育を受けながら
腕の半分だけ日焼けし、青春の思い出を心に
刻んでる。 片や、ファミリー愛を盾に土台を固
めず大人の世界、それも甘い蜜を吸い続けてい
る。 いずれ彼らは同じ時代を共有するが、決し
て交わることはないだろう。
親が小学生の娘に「エロかっこいい」格好をさせ
て喜ぶ時代、何があっても驚くことはないけれど、
人生でいちばん面倒くさい「人間関係」だけは、
どんな生き方をするにせよしっかりと教えてあげ
て欲しいものだ。

プール

伊豆に行けない腹いせに、とあるプールに行ってきた。
バリ晴れに恵まれ、例年だとかなり混雑するはずが、
事故の影響かガラガラだった。
牛肉は危ないから食べない、泳げないからダイビング
は怖い、あいかわらずの日本人の習性のおかげで、
快適な水遊びが出来た。
ぷかぷかと浮かびながら瞼を閉じれば、ほんの少し
海にいる気分。と、自分に催眠術をかけた。
夕方までしばらくのんびりしたが、まったく鳥肌が立た
ない好コンディションに、少しだけ気持ちが穏やかにな
った。 
ただ、やはり小さい子供と母親が楽しそうに遊んでる
のを見ると、例の事故を思い出しやるせない気分にも
なった。
楽しい時間が一瞬にして地獄絵図に変わる。しかも、
自分が見ているその目の前で。
こればかりは、経験しなければわからない苦痛だ。
人生が終わった者の苦痛、遺された者のこれからも
っと大きくなる苦痛。
それを考えると、ややナーバスになってしまった。

ちなみに、今回行ったプールは、昔から頭にくるくらい
細かいことにうるさく、今振り返ってみると徹底した安
全管理ができていたんだなと実感。
ダイビングで何度か死亡事故や大怪我の現場に居合
わせたことがあるが、やはり楽しい時間のはずが一気
に重い空気に包まれる。
インストラクターの安全義務違反もあれば、施設の過
失も、ダイバーの驕りもあるだろう。
危険と共存しながら、どうやって身を守ったら良いの
か、海に携わっている以上永遠のテーマを胸に、今後
も楽しんでいきたいと思う。


八百長

どんなスポーツにも、試合である以上中立の
人間が立会い平等に勝敗を分け合う。
もちろん、人間誰しもミスを犯し、そのミスに泣
くことも多々ある。
しかし、あらかじめ勝者を決めてジャッジをす
ることを「八百長」という。
そして、昨夜行われたボクシング世界戦で、た
くさんの目の前でそれは行われた。
そう、亀田興毅である。

ボクシングに関心のない人には、さっぱりわか
らない「事件」だと思うが(特に亀田ギャルと言
われるモノ好き)、初回にダウンを奪われ、中盤
反撃するも後半フラフラになりクリンチの連続。
出血もありイメージも良くない。 最終回のゴン
グを聞いた瞬間、対戦相手も関係者も解説者も
ボクシングファンも、誰もが敗戦を覚悟していた。
キャリアを考えれば善戦だが、大口を叩いたこ
とを考えると完敗だ。 が、すぐに唖然する場面
に遭遇するのである。
最初のジャッジマンは、正当に対戦相手の勝利。
しかし、次のジャッジマンは全く逆の採点で亀田
の勝利を支持。最後のジャッジもなんと接戦で
亀田の勝利としたのだ。
えっ・・!?
亀田ギャル以外の、亀田ファン以外のすべての
人の反応である。
そんな馬鹿なことが、この国で起きるとは。。
どうしても受け入れられなくて、今日各新聞の担
当者や元王者の解説者のジャッジをチェックした
が、すべて対戦相手の勝利になっていた。
つまり、たった2人のジャッジマンによって、チャン
ピオン亀田は誕生したのだ。 そういえば、数年前
「世紀の茶番」と言われた鬼塚勝也も同じジムだ。
そして、試合前に大晦日のレコ大を変更して亀田
の防衛戦を行うことを明らかにしたTBSの動きも、
あまりに露骨すぎる。
こんな判定じゃ満足いかない亀田はどうするのか
と思ったら、号泣して喜んでるではないか!
ここまでくると馬鹿らしくなってしまった。
TBSの発表によると、たくさんの怒りがぶつけられ
たそうだ。 その数は凄まじい。
電話  37225件
メール  3655件
これを、TBS・ジム・亀田の親父はどう思うのか。
正当な判定で負けて、大晦日に無理やり再戦を
ブッキングしてリベンジ成功させるシナリオを考え
られなかったのか。
いずれにせよ、大失態を晒したそれぞれが、きちん
と事情を説明し大晦日にクリーンな結果を出すこと
で、弟もいずれ金のなるソフトになるのである。
唯一、苦言を呈していた具志堅用高氏が、W杯ダ
メニッポンをちゃんとボロクソ言ってたセルジオ越
後のようで頼もしかった。
パフォーマンスでボクシング業界を盛り上げるの
はいいが、イカサマは金輪際徹底的に排除する
べきだ。

ついでに、プライドから撤退したフジテレビ。
確かに、その筋との付き合いが発覚したので絶縁
するのはわかるが、例えばボクシングではソープ
ランドが母体の名門ジムもあるし、暴力団からの
更生目的も受け入れている。
以前、欽ちゃん球団の時も書いたが、当人の処分
に留め、よりしっかりとした運営を目指すのがファ
ンへのお礼だろう。
具体的なことはよくわからないが、格闘技ファンと
しては大人の事情に巻き込まれていい迷惑だ。
どの局でも構わないので、早く地上波放映が復活
することを心待ちにしている。。

がん検診

先日受けたがん検診の結果を聞きに行った。
とくに怪しい影もなく安心したが、前夜も晩酌
したせいか肝臓がちょっとやばいらしい。
今すぐどうこうではないようだが、週に2日は
休肝日を作るよう指示があった。
無理だ。
毎晩、人並み以上に飲んで寝るのが習慣な
のに、入院でもしない限り無理な注文だ。
せめて、人並み程度に抑える努力はしてみる
が、いつもギリギリにならないと宿題をやらな
いタイプなだけにどうなることやら。

いつのまにか8月だ。
なのに水温21℃前後。
ありえない。
こんなのありえない。
この分だと、盆を過ぎるまで腰が重い。
果たして本当の夏はいつ来るのだろうか。
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